海とくらしの史料館には、サメのはく製が約40種50体展示されています。大型のウバザメやホホジロザメ、オナガザメ、イタチザメ等、見ごたえ抜群のサメコーナーがあります。動かないはく製は、観察にピッタリです。水族館で泳ぐサメも魅力的ですが、普段見れない口の中や歯の並びなど、じっくりと見ていただけることができます。
2019年の夏は、サメに焦点をあてて、世界で唯一のシャークジャーナリスト沼口麻子さん、香川大学准教授・畦五月さんを迎え、サメについて学ぶイベント「サメ祭」を開催いたします。
めかぶさんのイラストとともにチラシに登場した3体のサメを紹介いたします。
ネズミザメ目 ネズミザメ科 ホホジロザメ
尾びれは下葉が長く、全体として三日月形を呈する。尾柄側部に1本の隆起線がある。上顎歯はほぼ二等辺三角形状で、上下顎歯ともに強い鋸歯縁をもつ。
ネズミザメ目 ウバザメ科 ウバザメ
口や鰓孔は非常に大きく、鰓孔は体の背縁から腹縁近くまで開く。尾鰭下葉が発達し、全体に三日月形である。ジンベイザメにつぐ大型のサメである。
メジロザメ目 シュモクザメ科 アカシュモクザメ
頭部前縁はまるく突出する。頭部前縁の鼻孔へいたる溝は短く、吻前端(中央部)と鼻孔の中間点に達しない。吻の前端部はへこむ。
「海とくらしの史料館」では他にも、大小たくさんのサメのはく製が展示されています。サメ好きさんはこの夏、サメだらけのイベント「サメ祭」にぜひお出かけください。